幸せの青い鳥

6月11日(金)、練習前のトレーニング中、ランニングに行こうとしたら体育館の玄関前に、1羽の青いインコがいました。
人に飼われていたからなのか、元気がないからなのか、子供たちが近づいても飛び立ちません。
この近辺にはカラスやトンビも多くいるので、取りあえず保護することにしました。
飼われているインコだとすれば、飼い主は探しているのでは、と思い、警察に連絡。
色々と書類を書いたあと、とりあえず飼い主が見つかるまでクラブで預かることにしました。
元気がなかったので水を与えたら、少し元気を取り戻し、羽を羽ばたかせるようになりました。
かわいいインコなので、子たちも練習中に玄関先でインコに声かけたり、帰り際はインコの周りから中々帰ろうとしなかったりと、一躍人気者になりました。

次の日、この日の練習に参加する近所に住んでいる男子が「僕の友達で最近インコが逃げた」という情報をくれました。
すると他の子供から「返しちゃうの」「寂しい」という声が上がりましたが、その時指導者が「みんなが迷子になって親切なお家の人に助けてもらったあと、自分の両親が迎えに来た時にその親切なお家の人が「かわいいから返しません」って言われてずっとその家にいることになったら幸せかな?」と、問いかけると、その人の飼いインコならちゃんと返そう、ということに考えを変えてくれました。

更に次の日、その飼い主に連絡をして確認をしてもらいました。最近逃げたインコは青いインコではないけど、1年前に逃げた青いインコです、ということでインコを飼い主の元に返しました。

6月13日、笠松でインターハイ予選が行われました。詳しくは次の更新時に述べますが、本クラブで練習している高校3年生の加倉井美優さんが、今までなかなか勝てなかった選手に勝って、インターハイ初出場を決めました。

青い鳥が運んできてくれた幸せでした。